VOICE
 
  • 松村 氏

    <幼稚園入園にあたり>

    我家はごく平凡なサラリーマン家庭で、主人も私も公立の小中学校で学び、ずっと同じ土地で暮らし、地元で育つ良さ をとても感じていたので、幼稚園部に入園する際、卒園後の進路を尋ねられた際には、迷わず、地元の公立小学校にと返答していました。まさか、私立小学校や 関西国際学園初等部への進学を希望するようになるとは、入園当時は思っていませ んでした。
    関西国際学園への入園にあたっては、英語に触れるのは 早い方が良いだろうという軽い気持ちからでした。初めて関西国際学園を訪問させて頂いた際には、英語の環境というより行われていることが、初めて見る、知 ることばかりで、想像していた内容をはるかに超え、面白く、驚き、感動したことを覚えています。

    <幼稚園生活が始まって>

    入 園後すぐの、今でも忘れられない出来事は、「さくら。ぶしかえつこ。さくらがさくと、うれしくて....」と、家で音読の宿題をしてくれたことです。鳥肌 が立つような感動でした。その感動から始まった幼稚園1 年目(K1, 年少) は、子どもは学習面でも生活面でも、当たり前ですが、初めてのことばかり、しんどいことが多かったようです。迎えに行った際には、楽しそうだったり、少し 疲れて見えるけど何かやれた、できた感を持てて嬉しそうだなと感じとれるのですが、家に帰ると、言いたいことを英語でどう言うのかわからないと怒った様子 が見られたり、朝は行きたがらないことが多い日々でした。宿題をするのもとても大変で、「こんなことするの?できるの?」と思ってしまうこともありまし た。近所の幼稚園にうつろうか?とK1 の終わり頃、子どもと一緒に見学しに行ったことさえありました。見学後に、「幼稚園変わる?」と聞くと、「変わりたくない」とハッキリ返事が返ってきまし た。子どもは大変なりに何か楽しいと感じているのかな、と理解することができ、今すぐできる必要はないこと、子どもが何かできるようになる、成長するのは 大変なことで、長い目でみて励まし見守ってあげることが大事なんだと気づくことができました。
    幼稚園では、毎月学習テーマがあり、先生方の工夫の たまもので、その学び方はとてもユニーク、遊び心いっぱいです。1 人で取り組んだり、2 人3 人、チームで取り組んだり、道具を使い、五感を使い、体全体を使い、映像を見たり、テーマに沿ったクラフトを作り、クッキングをし、遠足も用意されていま す。少人数のクラスなので、学習面ではクラスで何かしらの発表をする番がすぐにまわってきて、生活面では、何かの当番やリーダー役がまわってくる、とても 充実した毎日だったと思います。子どもが生き生きと、どんどん興味、好奇心を広げ、様々な体験をし、色々なことができるようになっていく姿を毎日見れたこ とは、とても嬉しく幸せなことでした。K1 の頃しんどかったことを思い出し、K3 の時に「毎日大変?しんどい?」と聞くと、「全然しんどくな~い。殆んど遊びやもん」との返事、卒園前には「ずっと幼稚園にいたい」と朝早く行きたがり、 最終18 時まで残りたがるようになっていました。

    <卒園後の進学について>

    進路について話し合うと、子どもはそのまま 関西国際学園初等部に行きたい、( 少人数なことについて話すと極端ですが)「男一人でもいい。女と遊ぶ」と話し、反面主人は小学校は少人数では不安だと私立小学校を望むようになり、私はそ の間で迷うという中、関西国際学園の移転開校先が神戸市灘区と聞き、遠方の学校に通いきらせる自信がない不安、少人数に対する不安、大学までの進路に対す る不安、関西国際学園への進学は不安の方がとても大きくなってしまい、合格でき、大学まで進路がある私立小学校への入学を決めました。

    <小学校入学>

    入 学した私立小学校は、挨拶や礼儀、道徳をとても大切にされていたり、字を丁寧に書く、掃除を丁寧にする、何事も丁寧に心を込めて行うことを大切にされてい ました。生徒数の多い大きな学校だったので、たくさん友達を作ってたくさんの人に関わって、人への思いやりや感謝の気持ちを持てるように成長してくれたら いいな、子どもが好きな図画・工作や体育の時間も多かったので、のびのびと楽しんでくれたらいいなと思っていました。英語に関しては、他のスクールでした が、アフタースクールやサタデースクールで学習を続けていましたが、「英語が好き、得意、楽しい」とは言わ なくなり、むしろ、通いたくないのかなと感じるようになり、幼稚園で大好きになった中国語に関しては中断したままでした。学校を訪ねる機会もたびたびあっ たのですが、今まで見慣れた少人数クラスの光景とは違い、受け身でじっと授業を受けることが多く発言もなかなか順番がまわってこない様子を見るようにな り、関西国際学園の少人数制の良さや、英語を学ぶのではなく、英語で学ぶイマージョン教育が受けられる環境がどれほどすごいことだったのかを再度考えるよ うになりました。
    学校に訪問する内容も、入学後間もない為だったかもしれませんが、電車の乗り方教室や、交通安全教室、給食の試食会などで、関西 国際で私自身が刺激を受け、子どもの将来のことを真剣に考えるきっかけになる情報を頂けていたような、カリキュラム説明会や茶話会のようなものは、まだあ りませんでした。そうした5 月半ば、長男の小学校入学と同時に妹が関西国際学園の幼稚園に入学していましたので、幼稚園で、学園長が出席される茶話会がありました。茶話会では、学園 長が、いつも時間の許す限り、心を砕き、熱心に色々な話をしてくださり、子育ての悩みや質問などないかも尋ねてくださいます。同じことを伝えるために、例 える話を変え繰り返し話をして頂くこともあり、その度に子育てについて、子どもがどういう風に大きくなって欲しいか、目先のことではなく、ずっと先の将来 を何度も繰り返し考えることができます。ニュースをつけると、日本と諸外国の抱える課題を目にし、公園や買い物など外に出れば、外国の方が本当に多くなっ たなあと感じる世の中で、私自身の経験の狭い枠の中で、安心できる大学までの偏差値教育の中で子育てをするのではなく、子どもが就職し自立していく時のこ と、そのために必要な学びとは?生涯学習につながるような学びの基礎を、今、子どもが持っているいっぱいの好奇心や興味を大事にした探究型学習の教育に時 間と労力を費やし、真剣に取り組まれている環境である、関西国際学園に通わせてあげたいという思いでいっぱいになりました。その時は小学校卒業後の進路や 少人数制、遠方通学などの不安はとても小さくなっており、関西国際学園への編入をお願いしようと、茶話会の帰り道に決意し、子どもの気持ちを確かめ、その 日の夜主人と話をし、翌週には、私立小学校と関西国際学園の両学校へ、転校・編入の手続きをお願いし始めていました。
    編入後初めての授業参観があ りました。同じ場所にじっと座って終わることのない、幼稚園で見慣れた、いろいろな動きのある楽しく飽きない授業がありました。子ども達も慣れたもので、 グループに別れて協力して作業し答えを出すのもお手の物、一人ずつ発表する場も緊張は見てとれるものの、どの子も自分の言葉で表現していました。参観後 は、先生方手作りのUOI プラニングの場を見学させて頂きました。子どもの「なんで?」に答えるために、学んで欲しいテーマに基づいて、多数の先生方が、試行錯誤、意見を交わされ る姿を、多くの保護者が興味深く見守り、中には積極的にプラニングに参加される保護者の方もいらっしゃり、あっという間の時間でした。子どもは、まだまだ 体力がないせいか、1 ヶ月に1 度は熱を出していますが、少人数制でおいていかれるようなことはないので、安心して休んでいます。
    子どもが幼稚 園部の時は、他の保護者の方もよく言われますが、自分が通いたかったと私も思っていました。初等部に入って、どの先生方もいつも忙しく大変だろうと思うの ですが、とても楽しそう見え、私も英語ができて教員免許があれば、一緒に働かせて頂きたかった、最近思うことです。こんなことを学べる学校があればいいの にと思っても、そんな学校をつくるのは現実的には無理なはずが、実際にそんな学校創りをされていることはすごいことで、とても夢のあることだと思います。
    そんな学校で6 年間、子どもがどんなふうに成長してくれるのか想像することを今、毎日楽しんでいます。